ユースタイルカレッジ

ユースタイルカレッジのイメージキャラクター「レッ太」くんが これからユースタイルカレッジの今をお伝えします。

介護の用語!地域包括ケアってなんだろう?

日本の首相になったつもりで考えてみてください。



日々の生活の中で不便さを感じるたびに、「〇〇の政策はおかしい」と都度都度反応するよりは具体的な仕組みを構築して
そもそもの問題が発生しないようにできれば一番ですよね。
実際にそれを行動に起こすかどうかは別にしても、問題が発生するたびに都度判断するよりは全体の中での解決手段を
自分なりで構わないので一つ組み立てておくことは普段の生活を送る上でも重要なことではないでしょうか?


では最初の問題に立ち返ります。「日本の首相になったつもりで考えてみてください」
ご存知の通り日本の人口ピラミッドは逆三角形に向けて進んでいます。高齢者が圧倒的に多く、若年層は減少の一途をたどっています。
日本の出生率も厚生労働省の合評によると1.36とのこと。2人の男女から1.36人の子供が生まれるのですから減少は明らかです。


当然のことながら税収も激減してくるでしょう。かといって消費税を増税すると批判を免れないことは明確です。
さて、そのような状況の中で、人生100年時代とも言われるようになり、高齢者も長寿化しています。
ただし、当然これまで生活の中で普通に出来ていたことが高齢化によりやりづらくなるものも多数発生するでしょう。
さて、あなたが首相であればどのような政策を行いますか?


不自由さを感じて一人では生きていくことが大変になってきた際に、その高齢者たちの人生を国として見守るにはどのようにすればよいでしょう?
当然、一つの戦略として思いつくのが1か所に集める、ということではないでしょうか?
介護施設のような収容施設を作り、そこに集約することで少数の介護士でも機械的に支援にあたることで多数の高齢者を処置できる、というものです。


それこそ仮に30人の高齢者を1人の介護士が対処するような施設の場合、勤務時間が8時間だとして1人当たりに割ける時間数は3.75時間。
当然食事なども個人の好みは関係なく、一律の集団給食状態。ここで求められるのは効率です。


さて、首相として今後このような施設を日本全国に拡大していく、という方針を打ち出したとして、どのような反応があるでしょう?
仮にあなた自身が高齢者になった際に、入所していきたいと思いますか?一人の人間としてではなく、あくまでも1という数字としてカウントされる晩年。
なかなかつらいものがあるかもしれません。もちろん、大勢の人と過ごせるからいい、ということもあるでしょう。
それは人の価値観それぞれです。


別の面から考えてみましょう。税収が激減傾向にある中で、新規でそのような施設をバンバン建てていけますか?


これらの要素を加味して、地域包括ケアという考え方が主流になってきております。
それは生まれ育った土地で最期の瞬間までを家族や隣人たちとともに過ごす、というものです。
いわゆる在宅での支援ということですね。利用者宅を介護士が訪問して、必要なケアを提供する。
当然一人一人と向き合って支援することになりますので、個人の尊厳を尊ばれることになります。
元々のお住まいに訪問するので施設を建築する必要もありません。


どちらがいい、ということではありません。選択肢が増えているということが重要なのではないでしょうか?
政治だけですべてが変わるわけではありません。私たち自身が普段、どのように人と接していきたいか?接してもらいたいか?という
想いこそ社会を変えていくきっかけにもなるような気がします。


では訪問の介護を増やしたとして、今度は利用者の立場に立ってみましょう。どんな介護士に来てほしいですか?
なかなか前介護士を面談するという訳にもいきませんので、いわゆる書類選考のように希望の条件だけを挙げることになるでしょう。
その際に共通して評価を高められるものが資格です。特に技術に関しては資格があることで利用者としても安心感を感じられるでしょう。
実務者研修は無資格の状態でもたった7回程度の通学で取得できるもので、かつ高次の資格になります。
これからニーズが急増してきそうですね。



介護福祉士を目指すならユースタイルカレッジ。
実務者研修、テキスト代コミの都内最大コスパ!
介護福祉士国家試験に強い!
お仕事したい方も、お仕事ご紹介の相談、介護求人にも強い!
ユースタイルカレッジがあなたの未来をサポートします!

初心者がやらかす!介護現場あるある

「ホスピタリティ」という言葉が流行したことがあります。ビジネスを行う上では今後このホスピタリティ無しでは継続出来ない、という主張とともにです。
日本ホスピタリティ推進協会の定義によると以下の通りです。



「ホスピタリティとは接客・接遇の場面だけで発揮されるものではなく、人と人、人とモノ、人と社会、人と自然などの関わりにおいて具現化されるものである。


狭義の定義では、人が人に対して行なういわゆる「もてなし」の行動や考え方について触れていて、これは接客・接遇の場面でも使われるホスピタリティのことである。


(中略)


つまり、主客の両方がお互いに満足し、それによって信頼関係を強め、共に価値を高めていく「共創」がホスピタリティにおける重要なキーワードなのである。


広義の定義では、ホスピタリティが主人と客人の二者間の話にとどまらないことを言っている。社会全体に対して、その構成員である人々が、ホスピタリティの精神を発揮することで、相互に満足感を得たり、助け合ったり、共に何かを創りあげることができ、それによって社会が豊かになっていくという大きな意味でもホスピタリティは重要である。」


流行語にもなった「おもてなし」精神という程度の認識でもいいのかもしれないですね。


さて、介護の現場でもついついこのホスピタリティを意識してしまうことがあります。
特に現場にこれから入るという初心者の方や研修を受講中の方に多く見受けられる傾向です。


しかも真剣に取り組もうと意欲の高い方々が陥りやすいように思われます。


ところが、面白いもので、実際に研修の講師になっている当事者の先生などからすると
このホスピタリティを意識しすぎる人はかえって介護者としては煩わしく感じてしまうこともあるようです。


これは利用者の状況によっても異なるのでしょうが、例えばこんな事例でイメージしてみてください。


<生まれながらにして精神に障害があり、言語認知もゆっくり大きな声でないと認識できない場合>
→話し方としてはゆっくり、大きな声で、何度も反復して、相手の反応を受け止めてから行動するようになると思います。


<バリバリと現役で仕事をこなし、様々なビジネスを成功に導いて、数多くの権利も所有している人が偶然交通事故でマヒ状態になったものの知能には全く影響がない場合>
→どんな話し方をしますか?


少なくとも同じ話し方をすると利用者が「馬鹿にされている」と感じるであろうことは想像できるでしょう。
しかしながら、障害者や高齢者に初めて接する人はその人の頭の中のイメージとして
「障害者は〇〇のような傾向がある」であったり、「高齢者は〇〇ということが出来ないだろう」
と無意識レベルで思い込んでいるものなのです。


相手に応じて空気のような存在として介護にあたる、これはある意味でホスピタリティとは全く異なる立ち居振る舞いかもしれません。
介護はあくまでも利用者主体であり、自立支援という基本方針があります。


過剰介護ではないバランスの良さというものは結局のところ、真剣に相手と向かい合うことでしかないわけですね。


コミュニケーションの取るべきポイントや技術の注意点に関しては様々な研修で学ぶことが出来ますが、
この相手との関係性はご自身で取り組むべき成長課題なのかもしれません。


介護福祉士を目指すならユースタイルカレッジ。
実務者研修、テキスト代コミの都内最大コスパ!
介護福祉士国家試験に強い!
お仕事したい方も、お仕事ご紹介の相談、介護求人にも強い!
ユースタイルカレッジがあなたの未来をサポートします!

喀痰吸引等制度とは?

「喀痰吸引等制度」という言葉を聞いたことがありますか?
恐らくほとんどの方はご存じないかなりニッチな言葉だと思います。


ただ「制度」という言葉からもわかる通り、既に社会的には認められているものです。
社会的にはニーズがあるけれども聞いたことがないニッチなもの、ということはビジネスで考えればブルーオーシャンということが出来るでしょう。


もちろん、これだけ情報が氾濫し、それこそ江戸時代の人たちが1年かかって取得する情報を現代人は1日で取得しているという状況から考えると
情報自体に価値があるという時代は既に終わりを遂げているのかもしれません。


では実際にどのような制度なのでしょうか?厚生労働省の定義上によると
「介護福祉士及び一定の研修を受けた介護職員等は、一定の条件の下にたんの吸引等の行為を実施することができる」
というものです。
これはもともと、たんの吸引や経管栄養は「医行為」と整理されており、法制化されるまでは一定の条件の下に実質的違法性阻却論により容認されていたものでした。


ちょっと分かりづらいかもしれませんね。
つまり「医行為」、言い換えれば医療行為自体は医師または看護師しか出来ません。これは当たり前ですよね。
ずぶの素人が「風邪気味ならこれを飲むと治るよ」と得体のしれない処方を出してきても怖いですから。


さて、介護の現場には高齢者だけでなく重度の障害者もおります。中には自発呼吸が出来ずに人工呼吸器を利用して生きている方々もいらっしゃるのです。
このあたりは個人個人の生命観や倫理観とも関わってくる部分なのであくまでも「そういう人もいる」という程度で認識いただきたいのですが、
もし、あなたの大切な人の命が非常に危険な状態にあって、人工呼吸器を装着すれば生きながらえることが出来る、となったらどうでしょうか?


自分自身は人工呼吸器は装着に否定的だとしても、大切な人には少しでも生きていてほしい、という想いもわかるのではないかと思います。


ただ、現在は明らかに医師不足であり、看護師不足。ましてや人工呼吸器は装着しているものの、それ以外には全く支障がないような方であれば
ずっと入院して病院のベッドに寝かされるよりは、自宅で大切なご家族と一緒に過ごしたい、というものではないでしょうか。


とした際に、当然人工呼吸器の操作はご家族が行います。敢えて過激な表現を使うとずぶの素人が管理するということです。
当然、普段はお仕事をされたりもしていることでしょう。そんな時に万が一気管に痰が詰まってしまったらどうでしょうか?


介護職員は医療職ではありません。しかし利用者の命をつなぎ留め、ご家族の想いにこたえていくためにはそのような医療的なケアを出来るようになると多大な貢献が出来るのです。
介護という業界にもまだまだブルーオーシャンはあります。市場自体がこれから拡大していくものでもありますので、この医療的ケアが出来るように技術を研修で身に着けておく、
というのはこれからの時代にご自身の市場価値を高めることになるのではないでしょうか?



介護福祉士を目指すならユースタイルカレッジ。
実務者研修、テキスト代コミの都内最大コスパ!
介護福祉士国家試験に強い!
お仕事したい方も、お仕事ご紹介の相談、介護求人にも強い!
ユースタイルカレッジがあなたの未来をサポートします!