どのような仕事であっても、イメージと実際の業務との間には
ギャップがあります。これはどれだけ具体的にイメージ出来る人であっても
あるいはどれだけ情報収集を出来る方であっても起こり得ることでしょう。
だからこそ、各企業では就職後に、いわゆる中途採用であったとしても
多少なりとも研修というものがあるのでしょう。

このギャップを埋めていく作業こそが新入社員が
まず最初に行うべき仕事だと言えるかもしれません。
ましてや初めての勤務先となると不安もあるでしょうが、
同時に期待値も高いはずです。
だからこそ、その期待値を現実的な数値に修正しなければ
「こんなはずじゃなかった」と言って職を転々をすることに
なりかねませんし、雇用側もそのようなミスマッチは
時間と経費の無駄になるので避けたいところでしょう。

2025年問題が叫ばれるようになり、介護業界は
常時人手不足の状態です。そこへ来てこの新型コロナという
人災により、働きたくても働けないという悪循環の
環境が生み出されたために、利用者が仮に必要とする時間数を
行政から得られたとしても、それをカバーできるだけの
ヘルパーが見つからないというのが介護の主流である
訪問の課題でしょう。

反面、職を変えざるを得ない人たちにとっては
いつでも働き口がある介護業界は滑り止めと言えるのかもしれません。
これまで数多くの実績を残してきた、貢献をしてきたという
自負心のある方にとってみれば、会社から利用者に対して
貢献するという方向を変えるだけなので、働くこと自体は
全く違いはないと思うかもしれません。

しかし冒頭の話です。どのような業界であっても
一定数は必ずミスマッチがあります。ましてや介護の場合
ようやく利用者からしてみればヘルパーを見つけることが出来て、
生きていけると思った矢先に「期待していた仕事と違うので辞めます」
と言われてしまうとまさに生き死にに関わる重大事項なのです。

介護を志す人たちとお話をさせていただくと、
本当に自分のことを一旦脇においても人のために
貢献したい、という強い想いの方々が多いと感じます。
だからこそ、自分が期待していた仕事と違っても
無理をしてしまうのかもしれませんが、ミスマッチを感じながら
無理をすると最終的に自分自身がすり減ってしまいます。

そしてある時何かが折れてしまうと、お仕事を辞めてしまう
という事態が引き起こされるのです。
だからこそ、まず介護未経験だという方であれば
無資格でも働けるいわゆる施設などで働いてみる
というのは一つ検討出来るのではないでしょうか？

それが自分自身のミスマッチを避け、長期的に働けるように
なるということでもあり、利用者側からしてみれば
ある程度の覚悟を持った人がヘルパーに入るということにもなります。
あるいはどうしても訪問の仕事をやっていきたいのであれば
選択肢は2つです。

それなりに時間もお金もかけられる余裕があるのであれば
初任者研修を受講されるといいでしょう。
短期集中の講座だと2ヶ月もあれば取れるでしょう。
その場合は週に3回程度は学校に通学する必要があるので
他のお仕事をしていないことが条件にはなるでしょうが。

そしてもう一つの選択肢が重度訪問介護従業者養成研修統合課程
を受講することです。
これはたった3日間で取得できるので、初任者研修と
比べると費用も圧倒的に安く、時間も短いので
即現場を経験することが出来ますが、反面
利用者が重度障害を負っている方に限定されます。
いわゆる高齢者の支援に当たりたいのであれば時間調整してでも
初任者研修でしょう。

ユースタイルカレッジでは医療的ケアが関わる研修を
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ですので、医療的ケアのない初任者研修は現状開講しておりませんので、
もし、初任者研修を受講されるのであれば是非他校様で
受講いただきたいところですし、また無資格で
施設勤務をしてみたいという方も、是非そのような
施設で求人を出しているところで働いていていただければと思います。

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