ユースタイルカレッジ

ユースタイルカレッジのイメージキャラクター「レッ太」くんが これからユースタイルカレッジの今をお伝えします。

ADLとIADLって何?

介護業界に関わるようになると必ずと言っていいほど聞くことになる言葉があります。
それがADLとIADLというもの。「いきなり横文字!?」となりそうですが、今回はそのフレーズの解説をしていきましょう。


まずはADLから。
ADLとは「Activity of Daily Living」の略で、食事やトイレ、入浴や整容、さらに移動などといったような、私たちが日常生活の中でごく当たり前に行っている習慣的行動のことです。
特に私たちが普段意識していないような無意識レベルの行動と言ってもいいかもしれませんね。


お次はIADLについて。
IADLとは「Instrumental Activity of Daily Living」の略です。「Instrumental(手段的)」という単語を含むことでも分かるように、ADLよりも一段階複雑な行動を指します。
具体的には買い物や電話、金銭管理のようなものを表します。


なぜこのようなフレーズが介護業界で取り上げられるのかと言えば、障害の度合いによってどこまで支障が発生し、支援が必要なのかを見極めるためです。
例えば金銭管理は出来ないけれど、普段の日常生活は問題なく対応できる、という利用者であれば(IADLのみの障害)、洋服を着せたり、食事を介助するという必要はありません。
発生するとしても調理やその事前準備の買い物などでしょう。


ところが自分でものを食べるという行為さえ出来ない利用者であれば(ADLにまで障害)、当然食事介助や着替えのサポートなども必要になってくるでしょう。
このように利用者の障害の度合いに応じて支援の範囲もバラバラだということです。


このようなことを言うと「何を当たり前のことを」と感じられる方もいるかもしれませんが、ビジネスという視点で見ると、
特にどこかの会社に所属し、会社のサービスを提供している方からすれば驚きなのではないでしょうか。


なぜなら通常であれば会社は販売したい製品やサービスを生み出し、それを販売することで売り上げを上げていきます。
すなわち製品やサービスを求めている人を絞り込んでその人に対して「売ってあげている」状態と言えるわけです。
営業が客を選べる、という言い方をされるのはそれがビジネスだからと言えるでしょう。


逆に無理に売り込んでしまった場合、ニーズがそこまで無い顧客に製品やサービスを販売してしまった場合にはクレームという形で不満が噴出します。
せっかく時間やお金をかけて生み出したものを提供しているのに、提供すべきターゲットがズレていることでクレームになる、という悲惨な状況ですね。


これに対して介護の場合は家事援助や身体介護などのように提供するサービスの種類はざっくりと分かれてはいます。
しかしながら提供するサービス内容自体は利用者のADLやIADLの状況によってすべて異なっているのです。
裏を返すと介護業界で仕事が出来るようになるには利用者が本当に求めているものをしっかりと見極めるニーズの察知能力、そしてそれを自分が出来る範囲で提供していくビジネス的発想力、
そして相手とのコミュニケーション能力などビジネスでうまく独立していくうえでの必須能力が求められていると言えるでしょう。
ましてやコミュニケーションに障害を持っている利用者もおりますので、通常の会社で営業を行う以上にビジネスセンスは磨き抜かれます。


もちろん介護の世界に飛び込む方々の多くがビジネスセンスを磨こうという意志ではなく、身近な人の介護に関わるようになったためであるとか
新型コロナウイルスの影響によりこれまで続けていた仕事が無くなってしまったためとか、様々な理由があるかとは思いますが、
せっかく関わることになった介護の世界であれば、そこで自身が一生喰いっぱぐれることがないだけの能力を身に着けてみる場として活用してみてはいかがでしょうか?


介護の世界というビジネスで勝ち抜いていく上で武器となるのが資格です。特に実務者研修は取っておかれると相当なアドバンテージになりますよ。


介護福祉士を目指すならユースタイルカレッジ。
実務者研修、テキスト代コミの都内最大コスパ!
介護福祉士国家試験に強い!
お仕事したい方も、お仕事ご紹介の相談、介護求人にも強い!
ユースタイルカレッジがあなたの未来をサポートします!