介護業界において手っ取り早く収入を上げるには資格を取得することです。
最高峰が国家資格である介護福祉士だとするならば、
それに至る実務者研修であったり、初任者研修。
それ以外にも様々な利用者の状況に合わせての研修があります。
いずれにせよ、事業所で提供しているサービス内容に合わせて
最適な研修を取得することで手当という形で給与は増えます。

それは事業所は所詮道具だからです。
道具にはそれぞれ使い方があります。例えば包丁は
「切る」という使い方が出来るわけです。そのため
包丁を使うことで料理という結果を生み出すことが可能です。
介護業界に関して言えば、その結果こそが
利用者の自立支援に繋がっているということですね。

もちろん、道具に過ぎませんので使い方を誤ると
トンデモナイ事態が発生します。
それこそ包丁という道具で言えば料理をする分には
人を感動させるような結果を起こすことも出来るでしょうが、
凶器として用いられてしまうと人の命にさえ係わります。

事業所も道具という視点から見ると全く同じで
正しく使えれば利用者の自立支援になりますが、
誤って使うと依存を生み出すだけであったり、最悪
利用者の命にもかかわることさえあるでしょう。
資格はある意味で正しく使えるということを
第三者が証明している証書のようなものだと言えるかもしれません。

だからこそ、手っ取り早く収入を高めるには資格が必要なのです。
さて、仕事として介護に取り組まれている方の目的は
「収入を得ること」です。正直きれいごとを言ったところで
無収入でも介護をやりたい、という方でもない限りは
目的はお金です。それは自身をしっかりと労わるための手段でもあるので
全く素晴らしいことだと思います。

お金を稼ぐために資格を取る、という視点で見てみたときに
「資格が欲しい」という方は多いのですが、その
「欲しい」という度合いが実際には異なります。
それはざっくりというと
「欲しい」という願望状態。「出来れば取った方がいい」という
頭でメリットを理解している状態。「取るべきだ」という
義務感に駆られている状態です。

そして実際に自ら主体的に行動を起こせる方は「欲しい」
と自分の願望として望んでいる方です。
資格を取った方がメリットはあるんだよな。それは分かっているんだけれど・・・
という方は「忙しい」「自分が抜けると業務が回らない」
「今はお金がない」などと言い訳を探して先延ばしにします。
資格を取るべきだ、と思っている方は動機が環境によるものが多いです。
「上司から取れと言われているし、まあ取っておくか」
これでは実際にその資格を有効に活用出来ません。

もし、今実務者研修であったり、初任者研修であったり
あるいは当社で言えば重度訪問介護従業者養成研修
統合課程のような研修であったりと、どのようなものでも構いませんが
収入を得るために資格を取ろうとしているのであれば
ご自身の気持ちが上記3点のどれであるかを検討いただければと思います。

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