ここのところ、実務者研修の受講に関しての相談を受ける中で
何名様からか共通して出てきた話がありますので、そこを個人を特定
出来ない範囲でご紹介させていただこうと思います。
この時期、実務者研修の受講を検討されている方々にまず確認することは
年明けの介護福祉士の受験を視野に入れているかどうかです。

つまり、実務者研修の受講それ自体が目的になっているか、あるいは
年明けの介護福祉士国家試験を受験するための要件を満たす
手段としてとらえているかという違いです。
実務者研修が手段ということであれば、最終目的である介護福祉士に
合わせて逆算する必要があります。
逆に実務者研修自体が目的であれば、それをいつまでに達成したいのか
を明確にする必要があります。

いずれにせよ、この過程で明確になってくるのが期限です。
それこそ、介護福祉士国家試験を受験するのであれば、受験の申し込み
が8月9日～9月8日までというのは既に定められておりますので
どれだけ遅くとも８月中にはどこかのスクールで実務者研修の受講を
スタートしておくことが絶対条件です。
（現に多くのスクール様で介護福祉士国家試験に間に合うクラスは
満席になっていると聞きます）

このように期限が具体的に明確になればなるほど、受講を検討されている方には
「ではやるのかどうか？」という最終決断が求められます。
とはいえ人は決断をしたがらないもの。現状維持が一番楽です。
それこそ現状がきつくて仕方がないという方であれば即決でしょうが、
現状にそこまでの不満が無ければあえてチャレンジをしなくても・・・
という考えもよぎることでしょう。

しかしながら当たり前の話ですが、ビジネスの世界で現状維持というのは
幻想に過ぎません。なぜならライバルというものが必ず存在するからです。
自分自身は現状維持のつもりでもライバルが成長していれば
それは後退です。
当然評価は下がる一方になります。そうするとどうでしょうか？
全く同じ仕事をこなしているとしても得られる対価が下がり続けるということです。

だからこそ、いくつになっても成長し続けるという選択をするしかないのですが
なかなか決断は難しいもの。ですから実際に決断を迫られると言い訳が出るのです。
これは「自分自身はやるという決断をしているけれど、自分以外の
要因が原因で動けないから仕方がないんですよ」という他者に対してのアピールです。
いわゆる悲劇のヒーロー、ヒロインごっこですね。

代表的な言い訳が
・忙しすぎて受講の時間がない→8ヶ月間の中でたった7回だけの通学さえ
自分でコントロールできない奴隷がどうやって自立支援するつもりなのでしょう？

・受講にあたってのお金がない→確実に収入をアップできる手段を
目先のお金が用意できないから逃すという近視的な方が
どうやって中長期の利用者の目標を達成できるのでしょう？

いずれにせよ、「〇〇が問題」ということで本当に悩んでいることを
絞れば、その解決手段はいくらでも出てくるものです。
ところが最近これに一つ追加されたのです。それが冒頭でもご紹介したものなのですが
・自分の年齢からいっても挑戦する必要がないかもしれない
というもの。

そんな方にはこのように回答しております。
「今が誰でも一番若いのです。もし、本当にやりたいのであれば
やってみた方が、やらないで後悔するよりは個人的にはいいと思います。
もし、一番若い「今」を先延ばしにしてしまったら、「いつ」ならチャレンジ
出来るのでしょう？」

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