イメージしてみてください。外は大雨です。あなたは最高におしゃれな
服を準備して、ばっちり決めています。
あなたが持つ最上の服に髪型もしっかりと時間をかけて決めました。
あいにくの天気ですが、身だしなみを整えたのは外出先でどうしても
行きたいところがあるからです。

ここで問題が発覚します。なんと傘がないのです。
それどころかあらゆる雨具がありません。どうしますか？
・雨が止むまで待つ？
・行くのをあきらめる？
・ずぶ濡れになっても外に飛び出す？

どれが正解というのがあるわけではありません。恐らく人それぞれでしょうし、
それで構わないのです。
「何かを達成したい」と目標を設定すると、上記の雨のように様々な
障害が発生します。
なぜなら全く障害のないものに対していちいち「目標」という認識を持つことは
ないからです。

全く障害がなく、いつでも達成できるようなことなら、いちいち目標など
設定しなくても達成してしまうか、いつでもできるからと先延ばしにするでしょう。
目標に設定するということはそのプロセスにおいて克服する障害が
発生するということを前提としているのです。

【介護業界は低賃金】と言われることがあります。その状況を克服するために
「しっかりと収入を得る」ということを目標に設定したとします。
実際に収入を増やす手段自体はいくらでもあります。
それこそ
・転職
・副業
・投資などの資産運用
などなどいくらでもあげられるでしょう。

そして様々な手段が検討出来る中で「自分自身の付加価値を高める」
という手段を選択するとします。
そのために自己投資という手法で、その自己投資のために介護福祉士
という国家資格にチャレンジすることをひとまずの目標にするとします。

これが冒頭の例で言えば外出先の行きたいところです。
行きたいところがあるものの、雨が降っている。これは言い換えれば
・実務者研修が受験の要件になっている
・実務者研修の受講に費用が発生する
・実務者研修の通学先が遠い
などの状況だと言えるでしょう。

しかし、本当にそこへ行きたいのであれば行けばいいでしょうし、
行きたくないのであれば止めればいいのです。ですのでスクール側が見ているのは
シンプル。口ではいくらでも「利用者のため」であったり「シフト調整が
大変」であったり「通学の費用の捻出を頑張っている」であったりと
いくらでも言い訳は出てくるでしょうが、そのような場合、結論から言えば
行きたくないのです。

本当に障害を克服する必要があるのだ！と主張される方には
その障害を克服する手段などいくらでもご提案出来ます。それは何も
〇〇のスクールで受講してください、ということではありません。
例えば金銭面で言えば行政がバックアップしている助成金を活用するなど
意外と活用できるものはあるのです。

いよいよ介護福祉士の受験申込期間が迫ってきております。
言い訳をして、実務者研修の受講を先延ばしにしているうちに年を取ります。
そうすると最終的にはこう言うでしょう。「もう年だからチャレンジなんて無理」
そうではないのです。チャレンジしないと決めているからチャレンジしないだけなのです。
もっと言ってしまえば目標について本気で望んでいないだけなのです。

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