ユースタイルカレッジ

ユースタイルカレッジのイメージキャラクター「レッ太」くんが これからユースタイルカレッジの今をお伝えします。

ユースタイルカレッジが考える教育・研修のあるべき姿とは?・・・part2

さて、前回のブログを踏まえて今回は展開していきます。
介護職として勤務されている方々は、なぜ介護職員として働いているのか
と言えば「お金」を稼ぐためです。
これこそが第一目的であり、極論を言ってしまえば利用者の生活を
しっかりとサポートできようができまいが、お金を稼げればそれでよい
ということです。


もちろん、あえて極論としておりますので、実際には介護現場で事故を
発生させて、利用者の生命に危機が及ぶような事態を引き起こしてしまったら
仮にどれだけ対価としてお金を稼げるとしても介護を職業として
継続しようとは思わないかもしれません。


ですので何も介護職員が「利用者の生活を支援すること」を全く
考えていない、というつもりはありません。もちろん利用者の生活を
支えることにやりがいも感じていることでしょう。
しかしプロとしてお金を稼ぎ、自分自身とその家族を幸せにするために
仕事に取り組むのであれば、無報酬ではやらない、というだけなのです。


そして「お金を稼ぐ」とした際に、全く同じ仕事をやっていても
同じ時間数を勤務していたとしても資格を持っているかどうかで
収入はかなり変わってきます。
数年前に厚生労働省が発表している数字ですが
介護福祉士を取得している方の平均月収が32万9,250円。
それに対して初任者研修を取得している方の平均月収が30万1,210円
更には無資格者の方の場合は平均月収が27万5,920円
これは国が発表している正式な数字です。


つまり介護福祉士国家試験へのチャレンジはお金を稼ぐことを目的に
しているプロの介護職員にとっては非常に魅力的な選択肢なのです。
プロは自分の時間の価値を知っています。
同じ時間でもより大きな価値を生み出せることを知っているのです。
だからこそ、一層自分の価値を高めるための手段があるのであれば
プロとして選択します。


さて、ここで前回の問題提起に戻ります。
お金をより多く稼ぐために介護福祉士国家試験にチャレンジする。
そのためにも実務者研修を受講しておきたい。でも
・忙しくて受講できない
・お金がなくって受講できない
・スクールの距離が遠くって受講できない


これがプロでしょうか?介護業界におけるプロとは介護の基本理念の
体現者ということでもあるでしょう。
そして介護の基本は「自立支援」です。ということはそれを体現している
プロの介護職員であれば、自分の人生を自分で決定出来ている
ということを意味します。自立を支援できる人間なのですから
当然ですね。


そんなプロが本当に
・忙しくて受講できない、と自分の人生の時間さえコントロールできないのでしょうか?
そんなプロが本当に
・お金がなくって受講できない、というくらい収入と支出のバランスをコントロール
出来ないでのでしょうか?
そんなプロが本当に
・スクールの距離が遠くって受講できない、と移動すら出来ないのでしょうか?


出来ない言い訳に耳を傾けて、「あなたのような介護職員がいるから
この事業所は運営出来ているんだよ」なんていうのは単なる奴隷に対して
それを自覚させると問題が起こるからぼやかしているだけです。
むしろそのような対応の方が愛情がないように感じます。
誰もが自分の人生は自分で選択して、コントロールして生きています。
だから受講していないというのは自ら望んで、言い訳をする人生に
価値を感じて受講していないだけなのです。


このように考えないと、受講していない介護職員は自分の人生さえ
自分でコントロールすることが出来ない奴隷だ!ということと
同じなのです。
出来ないのではなくやりたくないから自ら望んで受講せずに言い訳をする
という人生を選択しているだけなのです。


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