毎年8月になると年明け1月の介護福祉士の試験の申込が
開始されます。それに伴い、介護福祉士の受験要件でもある
実務者研修に関してもお問い合わせや申し込みが急増します。
実務経験が3年以上ありながら、これまで実務者研修を
受講しないままだった方々にとっては実務者研修を
修了するかどうかで年にたった1度きりの介護福祉士への
チャレンジできる権利が失われるかもしれないので当然でしょう。

さて、全国最安値で実務者研修をご提供している
ユースタイルカレッジでもその時期になると実に多くの
お問い合わせ、お申し込みをいただきます。
普段は一切の広告宣伝費を使用していないので、全くと言っていいほど
認知されていないためか、受講された方々からの
クチコミくらいでしか集まらないので、本当にこの時期は
大忙しです(笑)。

ユースタイルカレッジの方針としては「セールスをしないこと」。
だからこそ、お一人お一人の状況をお伺いして、それに見合った
ご提案をするのですが、この時期は割と事務手続き的な
話しが多くなるのも特徴かもしれません。

そうは言っても相談事が全くないかと言えばそうでもありません。
一番多い相談が「初任者研修と実務者研修、どちらを
受講すればいいの？」というものです。
これは毎回このブログにも記載しておりますが、目的次第です。

実務者研修も所詮は手段に過ぎません。
ですので、目的次第で選択する手段も変わってきます。
例えば既に初任者研修を修了されている方であれば
そもそも初任者研修は終わっているので実務者研修を
受講すればいいのは当然です。

そして問題は無資格の方です。
介護福祉士を受験するという前提であれば既に実務経験が
3年以上あることを意味しておりますので、現段階で
働けている可能性があります。

その場合はどのタイミングで相談をされているのかにもよりますが、
いきなり実務者研修を受講された方がメリットが大きいでしょう。
というのも初任者研修は基本全て通学で約16日間。
その上で初任者研修修了者が実務者研修を受講するとして
実務者研修の通学は7日間ですので合わせて23日間通学です。

現職の方がお仕事を23日間お休み出来るのであれば
最短で4ヶ月程度で実務者研修まで取得できるでしょうが、
かなりハードルは高いでしょう。
反面いきなり実務者研修を受講した場合も通学は7日間のみ。
ただし修了証発行まで最短で半年かかります。

この差の2ヶ月をどのように捉えるかで判断が変わってくる
ということです。
メリットは2ヶ月間短縮できること。デメリットは16日間
通学に充てるためにお仕事を休職する必要があることです。
当然初任者研修から受講した方が研修に伴う費用も高いです。

結局このような回答はヒアリングをしなければ導き出せないものです。
というのも相手の状況によって全て異なるからです。
例えば現在無職でひとまず介護福祉士を先に受験してしまおう、
というような場合は初任者研修からの受講の方が
訪問介護のお仕事にも早く従事できる可能性があるので
ご提案することもあります。

結局どのような目的を持っているかを確認させていただくには
ホームページや広告にどれだけお金をかけても
一人一人と真摯に向き合ってお話をする以外に分からないということです。
だからこそユースタイルカレッジでは広告宣伝費をかけない代わりに
全員がカウンセリングを行うのです。

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