悲惨な報道が遂に出てきてしまいました。
埼玉県さいたま市は１６日、新型コロナウイルスに感染した
市内の１０代後半の男子学生が９日、県内の医療機関で
死亡したと発表した。基礎疾患はなかったとしている。
県などによると、県内で最も若い死亡例で、１０代の死亡例は
県内で初めて、全国で５人目とみられる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/70d8bc806c490eb7638100925c7cbf2e96cc29b2

まず何よりも心よりお悔やみ申し上げます。
そしてご家族の心情に配慮される方々が多いことを祈ります。
今回の報道を受けて、いわゆるワクチン推進派と
反対派の論調はこの事件をきっかけとして扱う可能性が
非常に高いように思います。

ワクチン推進派は新型コロナなのかオミクロンなのかは
別にしてもウイルスが猛威を振るうようになった。
だから若年層に関しても対策が必須だ、という主張に
なっていくことでしょう。

片やワクチン反対派はワクチンを2度接種してしまったがために
命を落としてしまったのだと、ワクチンを止める理由として
この事件を利用することでしょう。
出来事としては一つかもしれませんが、解釈は人の数だけ
存在するので、正直そこは個人の感覚に合わせて
すればいいことだと思います。

しかしながら同時には配慮すべきなのがご家族の心情ではないでしょうか？
「子供にワクチンを接種させるなんて、なんて無責任な」
とワクチン反対派は主張するかもしれませんが、
どのような背景があって、接種をさせたのでしょうか？
恐らくは感染したとしても重症化せずに済むように、
一言で言えば命を長らえさせるようにとの思いがあったはずです。

長く生きてほしいという想いから起こした行動が
仮に真逆の行為だったとしたら、上記のような批判は
ご家族を苦しめるだけではないでしょうか？
むしろ問題視すべきは、2度接種していながらも重症化しているので
そもそもこのワクチンには効果がない、という事実。

ですので、子供へのワクチンを停止させること。
これがまずは第一であり、次に40度の高熱が連日
続いているにも関わらず、医療機関が一切診察をしないという異常さ。
これは新型コロナを2類にしているからで、
仮に5類であれば救えた可能性が非常に高いわけです。

今回の件に関してワクチン推奨派であろうが反対派であろうが
事実に基づいて判断する限りにおいて、
導き出せる結論はこの2点でしかありません。
１．ワクチンに重症化を予防する効果はないので
子供への接種は中止
２．新型コロナを5類に引き下げて一般の医療機関で
診察可能にすること

社会全体が非常にいびつな状況の中で、個人の想いは
人それぞれ。最終的には自己責任で全て自分のこととして
責任を負うのは事実です。
誰も自分の人生の責任を持ってはくれません。

実務者研修を開講している関係で、多くの介護施設から
資料請求や受講に関してのお問い合わせをいただいておりますが、
診察を断られたことによる死亡事例は今回だけではありません。
これらは2類相当になっていることが要因なのです。

介護現場にはいつ何時医療行為が必要になるか
分からない利用者もいます。
その方々の日常を維持するためにヘルパーがいるわけですが、
緊急時に医療が対応しないのであれば、そもそも
医療行為を医師や看護師だけに限定する意味さえないことになります。

現状の病院が病人を診察しないという異常事態を
日本医師会が構築しているのであれば、まずは崩壊させるべきは
日本医師会なのかもしれませんね。
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