いよいよ7月10日は衆議院選挙。今回の選挙が終わったら
2025年までは選挙はないので、自分たちの主張をするのであれば
今回を逃すとかなり悲惨な3年間になる可能性さえあります。
もちろん、今が最高に素晴らしく、政治も経済もこれ以上
なく満足だと言える方であればいいのかもしれませんが、
少なくとも介護業界にいる限り、利用者、介護者及び
その家族の状況を見ていると、満足しているという方は
皆無という印象を持っております。

本気で介護業界の人間が意見を主張するために投票に行くのであれば
多少かもしれませんが世論を作れるのかもしれません。
さて、テレビ朝日とNHKで放送された党首討論にてトンデモない事態が
発生しておりますね。
某党の党首が自ら考える国防に関して見解を述べようとした際に
テレビ局側がその発言を禁止したのです。
これは地上波で明確に実施された言論統制だと言えるでしょう。

この異常事態をテレビでは一切報道しませんが、ネット上は大荒れです。
この政党の主張がどうこうではありません。
少なくとも国民の票を得て国政政党となったところが
その論点として話そうとしているものを検閲するという点が
異常であり、しかもそれが民法であればまだしも
強引な視聴料の回収で有名なNHKでさえ行ったという事実なのです。

通常世論は国民の声で形成されていると思われておりますが、
今回の言論統制を見ている限り、それは大きな勘違いで
テレビが世論を作っている、あるいは作ろうとしている。
そしてテレビはどの局もスポンサーに対しては配当を支払う
必要があるので事実を報道しないというスタンスが明確になったわけですね。

実際に投票に行くにあたってテレビで情報操作されたものだけを
妄信して投票に行くのも一つの判断かもしれませんが、
かつてアインシュタインが言ったとされる
言葉があります。
「狂気とは即ち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること」
実際にアインシュタインの言葉かどうかは別にしてもある意味で
真実と言えそうですね。

そしてこのように考えてみましょう。
いわゆる選挙の際だけに注目されるマニフェスト。
各政党の演説で色々と主張はされるでしょうが、口ではどうとでも言えます。
実際には行動でしか人は判断出来ません。
ニコニコ笑顔で人を褒めたたえながら人殺しをするような人間を「この人はいい人だ」
と友達にはなりたくないのは、言葉ではなく行動で評価しているからです。

各政党の前回の選挙時のマニフェストの達成状況を確認してみるのはどうでしょう？
もし、全く達成されていないというのであれば、その政党は
選挙に勝つためだけに嘘をつく政党だということです。
達成率がかなりあるという政党は、その達成の結果が現在の状況を
生み出している訳ですから、もし現状が異常だと感じるのであれば
そこに投票すると同じような異常事態を再発させるということになります。

いずれにせよ、自立した生き方を望むというのであれば、
最低限、自分の力で今後どのような世界を望むのかを思考して
その上でどの政党を活用すればいいのかという意思表示くらいはした方がいいのかもしれません。
愚痴るだけで行動しないのであれば、どこかに収容されて、
飼いならされればいいのでそもそも自立をあきらめた方がいいでしょう。

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