・歌は心の中で歌いましょう
・食べずに眺める流しそうめん
・マスク着用の水泳大会
・友達が隣にいても決して話してはならない環境
・音の出ない音楽の授業
などなど

これが現状の学校教育です。
ましてや運動会はリモート開催。
恐らく子供を持つ親が学校教育に期待していることは
知識の詰込みではなく、情操教育ではないでしょうか？

人とのかかわりであったり、目上の人への対応方法。
家庭だけでは体験できない経験を学校には期待していることでしょう。
もし、それらが上記のように一切提供されていない現状だとしたら
親としてどう感じますか？
そして具体的にどのように行動しますか？

マスク着用で体育の時間を行い、お子さんが亡くなりました。
もし、それが自分の子供に対して起こったらと想像し、
具体的に教育委員会であったり少なくとも
学校側に連絡を入れた方はどのくらいいるのでしょう。

この行動こそがお子さんが親御さんの愛情を図る指標の一つです。
「自分の子どもとはいっても所詮は他人」
というスタンスだと恐らく何もしておらず、
テレビを見て批評家を演じているだけでしょう。
その様子をお子さんがしっかりと見ているだけです。

さて、先日小学校の教諭と登壇してセミナーを行いました。
なかなかシビアな内容にもなりますので一切本名を
表に出さないという条件で小学校の現状をお話いただいたのですが
結果が上記のような状態。

大人たちが責任を負いたくないからと行ったデタラメを
子供に被害を及ぼすという形で責任転嫁する。
これが現状の教育機関です。
この背景には同調圧力があるとその教諭は分析しております。

今の日本はまさしく沈没する豪華客船のようなものです。
世界中の人がそこに乗っており、とにかく海に飛び込んで
もらわないと、船が立て直せない。
ただし、飛び込んだら凍死する、そんな状況の中
どのように声をかけるだろうか？という有名なたとえ話です。

アメリカ人には「ヒーローになれる」
イタリア人には「モテる」
イギリス人には「紳士の証拠」
そして日本人に対しては
「みんな飛んでいますよ」

同調圧力のことですね。
結局自分で思考しない者、その教諭の言葉を借りれば
日本の学校とは「物言わぬ社畜養成機関」だそうです。
自ら思考し、行動すれば自ずとその結果も自己責任として
受け取ることでしょう。
それをもし出来ていないのだとしたら？

むやみにテレビを見てオリンピックの開催を批判したり
政府の対策を批判したり
マスクを着用していない人を批判したり
ワクチン接種を拒否した人を批判したり・・・
全て冒頭小学校の対応と同じ行為です。

自分で考えて自分で行動し、結果を自己責任とする。
それこそが自立であり、そのような姿勢になるからこそ
介護現場でも自立支援が出来るのではないでしょうか？

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