介護をビジネスとして捉えると非常に魅力的なマーケット
だと言えます。
以前から繰り返しお伝えしておりますが、
売上＝客数×客単価×購入頻度となります。

購入頻度はいわゆるリピート率。
介護サービスはほぼ継続率100%。このリピートが止まるのは
利用者が亡くなった時くらいでしょう。
更には客数。介護を求めているターゲット層で言えば
日本最大の人口分布を誇る高齢者層に加えて、
障害者層までがその範囲となります。

まさしく客数と購入頻度で言えば、日本最大の
チャンスがある市場を言えるでしょう。
ただしそれだけ超巨大マーケットにも関わらず、
大抵の場合はご家族が無資格で支援を行うこともあるように
提供している価値が低く見られがちです。
これこそまさに客単価です。

自らの付加価値を高めるためにも技術やコミュニケーションを
磨いていくわけですが、なかなかそのようなものは第三者目線では
評価しにくいものですよね。
だからこそ資格制度でそれを可視化している訳です。

さて、資格取得に関して実務者研修のような
研修があります。受講することで付加価値を
高められるわけです。
ところが中にはこのような研修を受講しないという方も
見受けられるのです。

これはどういうことでしょうか？
いくつか考えられます。
・受講料を高いと思っている。
→これはよく見られる反応ですね。
目先の受講費に目が行ってしまうということです。

残念ながらこのような方はいつまで経っても
介護業界で稼いでいくことが出来ないでしょう。
付加価値が高まらないのですから当然のこと。
ちょっと考えればわかると思いますが、どのような
事業所であっても実務者研修を取得すると
サービス提供責任者になれるので手当がつきます。

たとえ一時、受講料を支払ったとしても
これから何年仕事をしていくのかを逆算すれば
直ぐに元が取れる以上の見返りがあることが分かるはずです。
ただし、このようなタイプの思考の方は
その視点を持つことが出来ないだけでなく、
更に悲惨な状態に陥ります。

わずかな受講費用さえ自分に投資しないということは
無意識レベルで「私には〇〇円の価値さえないんだ」
と刷り込むことになります。
このようなヘルパーの支援を受けることになる利用者は
悲惨ですね。虐待状態になってしまうことでしょう。
そうすると当然、有資格者のヘルパーのニーズが高まります。

いずれは無資格者が淘汰されていくということでしょう。
業界自体が盛り上がっていく上では必要なことかもしれませんね。
次にあり得るのが
・介護から抜けたいと思っている
→これは受講しないのも当然の選択だと思います。
使わないものに費用を支払うくらいなら自分の趣味にでも
お金をかけた方がいいでしょう。

結局のところ、実務者研修に限らず、このような
自身をスキルアップさせることに自己投資出来る人は
「私なら必ず回収できる」という確信があることになります。
このような自身こそプロ意識につながり、本物のプロが
介護に取り組むから利用者の自立支援が出来るのです。

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