一昨日、田村正和さんがお亡くなりになったという報道が流れました。
「眠狂四郎」であったり、「古畑任三郎」など多くの作品で記憶に残る日本を代表する二枚目俳優だったと言えるでしょう。
素晴らしい作品ばかりで、本当に残念な想いです。心よりお悔やみ申し上げます。

また日本中がその衝撃と悲しみをぬぐい切れていない状況の昨日、別の大きな報道が飛び込んできました。
それが新垣結衣さんの結婚。「逃げるは恥だが役に立つ」という視聴率が取りづらいと言われている状況の中でも高視聴率を叩き出した作品で
共演されていた星野源さんとの入籍ということでこちらは打って変わって衝撃とおめでたさとで沸いたと思います。
末永くお幸せに。

さて、2日間続けて大きな報道があり、日本中が翻弄されたといってもいいでしょう。
ここでちょっとうがった見方をあえて提示していきたいと思います。心理学の技術の中で現代催眠という手法があります。
ミルトン・エリクソンという方が開発した技術になるのですが、詳細は興味があれば調べてみてください。
早い話、催眠という技術を使うと人の潜在意識に直接メッセージを送り込むことが出来るのです。

例えば「禁煙」という事例。実際に愛煙家の人であっても「タバコは体に悪いから止めたい」と言っている人は多いですよね。
つまり頭では「タバコは体に毒だから止める」という意志があるわけです。しかし実際に禁煙出来る人はほとんどいません。
それは潜在意識が「タバコは美味しいし、吸ってもそこまで悪いものではない。むしろ禁煙して好きなことを制限する方が体には悪い」
というものがあるので止めない、という行動をとり続けている訳です。

よく氷山の一角にこれは例えられます。つまり海面に沈み込んでいる97%が潜在意識で海面から突き出ている3%が顕在意識というものです。
だからどれだけ頭で「〇〇しよう」と決意したところで、潜在意識が書き換わらなければ行動に変化が出ることはない、ということですね。
そしてここからが人間の脳の興味深いところです。
人間の脳は極度の栄養失調状態にあると言われております。だからこそ、エネルギーをなるべく使用しないように超省エネモードでしか機能しません。
従ってある技術を使うと、その栄養失調状態の脳に判断させないうちに潜在意識に直接メッセージを送り込むことが出来るのです。

実はその技術こそが催眠なのです。
催眠には一点集中と混乱という技法があります。そして今回取り上げたい現代催眠ではこの混乱技法が多様されているのです。
そして混乱を用いた技術の一つに「驚愕法」というものがあります。
これは「あっ！」と驚くと、人は一瞬思考停止してしまい、潜在意識が無防備な状態になるので、その瞬間に潜在意識に直接メッセージを送り込んでしまえるというものです。

物事には何事にもタイミングというものがあります。
一昨日の田村正和さんのニュースで日本中が悲しみに包みこまれました。まさしく驚愕と悲しみです。
そしてその翌日には新垣結衣さんの結婚のニュースで今度は日本中が驚愕と祝福に包み込まれました。
感情の振れ幅で言えば思い切り振りきっている状態と言えます。
しかもどちらも全く前兆のないサプライズ。まさしく驚愕です。だからこそ、今、この瞬間というのは日本中が思考停止状態に陥り、
誰かが悪意を持ってメッセージを送り込もうとした場合、勝手に書き換えられやすいタイミングとも言えるのです。

ただ、このような背景さえ知っていれば、自身で判断してくことも出来るでしょう。
今朝のニュースでワクチンパスポートの導入推進のニュースや郵便投票推進のニュースが流れてきましたが、その中身も自身で判断出来ることでしょう。
感情が揺さぶられることは人である限り当然のことです。
しかし、だからこそ自身で流されないようなしっかりした軸をもっていくことは大切なのではないでしょうか？

仮にワクチンパスポートの流れが主流になると致死率の非常に高いワクチンを利用者にも接種が義務付けられる可能性さえあります。
あくまでも今の任意接種の状態を維持し、本当に各自が安全性と有効性を確認して、なおかつ自身で打ちたいとなるまでは
世論の雰囲気だけで接種しなければならないように今の驚愕のタイミングだからこそ注意が必要なのかもしれません。

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