人は自ら自分の人生を生きているのか？あるいは
何ものかも意思によって生かされているのか？
についてのブログの第3弾。
前回の投稿を見返してみてかなり言葉足らずで
抽象度が高すぎたので少しフォローしつつ展開してみます。

前回の投稿の核となるのは「自分の人生を生きる」
には「すべてを自分のコントロール下に置くこと」という
前提があるからだというところからスタートし、
その前提を検証することでした。

その際に「自我」について展開したのですが、
ここがかなり言葉足らずで、論理の超越があるように
見えてしまったのでここをまず少しフォローしましょう。

「すべてを自分のコントロール下に置く」ということが
もし出来るのだとすれば、例えば金髪にあこがれて
金髪に生まれたいと思えば、黒髪から金髪に
変更が出来るはずです。自分の顔立ちを変えたいと思えば
変えることも出来るはずです。
それが出来ないのは確かなので、
①まずすべてをコントロール下に置くことは出来ない
②自分の髪の色を変えたり、顔立ちを変えたり、体型を変えたり
思考を変えたり、記憶を変えたり・・・と思い通りに変えることが
出来てしまったとしたら、「自分」とはどのように定義づけられるのでしょう？

ということで前回はこの①と②に分かれた②を展開したのですが
2つに分かれているということもお伝えしておりませんし、
②についても一気に飛躍させたので論理の飛躍があったように思います。
ということで②を掘り下げます。

「私」であったり「自我」という概念は当然顔や体型、
思考によって形成されております。ということは
それらを思い通りに変更出来てしまうということは
「私」であったり「自我」が自由に変更されてしまうということ。
これは突き詰めれば「私」という概念が無くなってしまいかねない
ということです。

そうした場合、そもそも「私が生きている」という前提であっても
「私が生かされている」であっても「私」という前提が
崩れると成立しません。
だから「すべてを自分のコントロール下に置くこと」が
出来ないからと言っても「生かされている」には
ならないという展開でした。

これを踏まえて、では自分がコントロール出来ないことがあるのに
自分の人生とはどういうことかを展開していくことで
最終的に介護に落とし込んでいくという感じですね。
さらに投稿にコメントをいただき、非常に面白い観点でしたので
「時間」と「健康」の概念に関しても含めて展開してみます。

次回へ続く
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