しばしば映画やドラマなどで主張されるセリフとして
「たった一人の人間の命の方が宇宙全体よりも重い」的なものがあります。
ミステリーなどで人が死ぬと、簡単に人の命を奪うという
選択をした加害者に対して命の重みを説くために語られる
というのは分かりますが、実際にどのくらいの方々が
この見解を「当然」と受け止めているのでしょうか？

それこそ24時間テレビなどでは繰り返されていそうな主張では
ありますが、もし、そのテレビ局がSDGsなどを推奨しているようだと
単なる嘘つきというようにしか見えなくなってしまうことでしょう。
現在発生している電力不足の原因に関しては色々なご意見があると思いますので
詳細は論じませんが、少なくとも太陽光発電にして
化石燃料の使用を控え、CO2を出さないことが地球環境には
良いことだ、と主張して太陽光パネルの設置に動いている訳ですよね。

しかし結果は太陽光では電力を全く供給できない、ということが
明確になっただけです。
それでも地球環境のためとSDGs推奨、という方々も多いと思いますが、
ちょっと介護現場に目線を移してみましょう。
人工呼吸器を装着して生きている人がいます。
電力不足により、電気代が支払えなくなると当然
電力共有は止まってしまいます。すなわち人工呼吸器が
機能しなくなる、ということです。

改めて疑問に感じませんか？
本当にたった一人の人間の命の方が宇宙全体より重いのなら
地球環境に配慮して電力不足に陥ることで電気代が高騰し、
結果として人工呼吸器をつけた方々が大勢亡くなるという
可能性があるにも関わらず、どうして依然として
太陽光パネルを推奨するのでしょう？

実際に太陽光パネルの製造メーカーの大半は中国です。
大阪府では入札に関して本来であればあり得ないことですが、
国内の誰も情報を知らないままこの太陽光パネルの事業が
入札にかけられ、中国が落札しております。
当然大阪府民の税金が中国国内に流出するわけです。

日本国内の企業で入札させ、日本国内でお金を回せば
景気も多少はよくなるのでしょうが、海外にお金を流したのです。
しかしその結果は、電力不足を加速させるだけでしかありません。
そして人工呼吸器を装着した方々が亡くなるわけです。
少なくともこのような視点で見てみると、テレビの主張と
実際の行動には限りなく嘘が多い、ということだけは事実のようです。

ではどうするのか？特に実際に介護の現場で利用者の
命と向き合っている介護職に出来ることは何があるのか？
ということですが、それは実情を発信することではないでしょうか？
その発信とは現場の愚痴を言うということではありません。
実際に介護現場でどのような問題が発生しているのか？
そして介護職員が対応できる問題と構造上の問題があった時に
構造上の問題に関して情報発信を行い、その改善策についても提言する。
それは現場を知っている人間にしか出来ないことです。

さもないと結果として頓珍漢なきれいごとをお題目に掲げられて
利用者の命は失われる。にもかかわらず、相変わらず
矛盾だらけの「人の命は宇宙全体より重い」というフレーズや
「地球環境のために行動しよう」という耳障りだけで
結局は利権がらみの茶番劇により現実に亡くなっている方々には
注目さえされない。これは異常事態です。

ビジネスは問題解決です。
そして大きな問題を解決すれば大きな報酬を得ることも出来ます。
そして大きな報酬があればできないと思っていたことも
実際に出来るようになるのです。
だからこそ介護というソーシャルビジネスの貢献度は
計り知れないものがあると言えるのではないでしょうか？

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