介護業界で職務に従事されている方もそうでない方も、何らかのお仕事に
取り組まれていることと思います。
それは何のためにでしょうか？
国民の義務である「納税の義務」を果たすために働いているのでしょうか？
納税するためだけに自分の人生の貴重な時間、すなわち自分の命を
切り売りしているのだとしたら、その自分の命がどのような形で使用されているのか
もっと注意を払うようになるような気もします。

それこそ日本人の学生には奨学金という名目であっても実質借金を背負わせ、
海外からの留学生に関しては授業料全額免除だけでなく、生活費まで
税金から提供する。
言い換えれば日本人は外国人の奴隷として納税している、という構造です。
これは首相が海外へ行くたびに、数百億規模、中には数兆円規模での
融資を決めてきますが、その費用の一部でも日本人のために使用されていれば
学校給食の費用を前面無償化することだって可能です。

しかし、なぜこのような税金の使われ方が容認されているのかと言えば、
私たちが働いているのは納税が目的だという認識を持っていないからです。
仕事をするからには当然対価として報酬を期待します。
給与がないのにやりがいや貢献精神だけで継続はしていないことでしょう。
ということは私たちがお仕事をしている目的は「お金を稼ぐこと」でしょうか？

「お金を稼ぐこと」が目的だから、その一部が税金として吸い上げられたとしても
納税が目的ではないので、枝葉部分に注視しない、ということなのかもしれません。
では「お金を稼ぐ」目的は何でしょうか？
これは人それぞれだと思いますが、一つ共通して言えることは
「幸せになるため」でないでしょうか？

自分自身が幸せになるために望んでいる生活水準を満たすためにお金が必要。
だからこそ、そのお金を稼ぐために仕事をしている、ということです。
とするなら、どうせ同じ自分の命を削ってお金を稼ぐのなら同じ時間でも
より多くのお金を稼げるようになれれば、それだけその稼いだお金を自分の
幸せのために使う時間も増えることになります。

介護業界において、それを実現するための手段の一つが資格制度なのです。
そして中でも一つの目安となるものが国家資格でもある介護福祉士でしょう。
ところがこの介護福祉士に関してはそもそも資格取得にいくつか条件があります。
まずは国家試験に合格することです。合格しなければ資格は認められません。
ということは受験する必要があるということです。

受験の資格要件としては
・3年以上に及ぶ実務経験
・実務者研修
という要素がありますが、同時に
・受験の申し込みを済ませていること
という条件もあります。

次回の介護福祉士に関しては詳細が７月上旬に発表される予定ですが、
例年であれば８月～９月の間で１か月間のみしか受験の申し込みは
受付されません。
ということは当然、その間に受験の申し込みをするための条件を満たしておく
必要があるのです。
仮に実務者研修の受講を９月以降で検討しようという方は
１年間介護福祉士国家試験に対してチャレンジを先延ばしすることを意味します。
それは上記の背景からすると自分の人生を無駄に使う
ということでもあるのです。

資格はしょせんは手段に過ぎません。
もし、ご自身にとって特別必要性を感じない資格であれば受験すること自体が
無駄かもしれません。
しかし自身で必要に感じているのであれば、そろそろ動き出さないと
各スクールで満席状態が発生し、受講したくても受講できなくなる可能性が出てきますのでご注意ください。

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