これまでのブログから問題の本質を直視せずに、対処療法で
問題を先送りするのはビジネスではないということを
繰り返しお伝えしてきました。
それこそ同じような例になりますが、仕事でA4サイズの
コピーを依頼されたとします。
ところがコピー機の操作を誤ってしまい、B4サイズでコピーして
しまったとします。
上司が「改善策を考えておけ」という指示を出したので
「コピー機にA4という付箋を貼りだす」という改善方法を
出したとします。

しかしまたA4サイズのコピーを依頼されたときにB4で
やってしまいました。上司から再発防止策をと言われ
全く同じ「コピー機にA4という付箋を貼りだす」という改善方法を
出したとします。この後も何度も何度も同じミスを繰り返し、
その都度同じ対策をしているとします。
上司としてこの部下をどのように評価しますか？

もし、あなたが「この部下は私よりも優秀なのだから
任せておけば安心」というのであれば今の新型コロナ対策も
一切の不満はないでしょう。
同じ対処法を繰り返して第8波までやっているのは同じ構造です。
風邪をひくのも全く同じこと。
薬に頼ったり、病院に頼っていて、その後数年一度も
通う必要が無くなっているならまだしも、毎年風邪をひいたり
しているのはそもそも根本原因に向き合っていないだけです。

ビジネスは問題解決だということは問題の根本原因に
向き合うことが必要なのです。
ですのでマスクにしてもワクチンにしても無駄。
所詮は対処療法に過ぎません。こんなものを推奨するのは
詐欺師です。なぜなら問題の根本を解決しないで
お金をかすめ取っているだけなのですから。

ただし、それでも医療が不要ということではありません。
介護は利用者の日々を支えるものです。だからこそ
根本に向き合わせることさえ出来る重要な仕事になるわけですが、
手遅れという事態もあるわけです。
それこそ自発呼吸が出来なくなってしまったようなケースです。

日々の生活を支えるということは反面、対処療法で即対処しなければ
命に関わることには効果を発揮できないことを意味します。
例えば交通事故。流血しているような時に、
根本改善をするために交通ルールを見直したり、
歩行の場所、移動の仕方などを反省したところで
流血を止める方が先決です。

人工呼吸器は同じような対処療法です。
命を重要視するがゆえに、対処療法でしか対処出来ないのであれば
そこを全力を持って対応していく。そのためにも
医療的ケアが必要なのです。

今目の前で命の危機にさらされている方々を救い、
自立した人生を生きてもらえるように支援するには
まずは命を長らえさせること。そのためにも
介護職員がきちんと医療的ケアを出来るようになる必要があるのです。
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医療的ケア教員講習会を開講しているのは
この対処療法に対応できるようにするためなのです。

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