ユースタイルカレッジ

ユースタイルカレッジのイメージキャラクター「レッ太」くんが これからユースタイルカレッジの今をお伝えします。

もし、料理をしている時に包丁が勝手に動き出したら?

先日、SNSの介護グループへの投稿で面白い内容を目にしました。
あくまでも意見収集という形式ではありましたが、
正直意見が割れることがないだろう、くらいに感じる内容が
かなり分かれていたので、面白いもんだなぁという感じを得ました。
内容としては「糖尿病の治療をしている利用者から、
どうしても甘いジュースが飲みたいから買ってきてくれ、と
お金を渡されたら買うかどうか」という主旨のものでした。


行動の主体者が利用者なのですから「買う」以外に選択肢は
ないように思っていたのですが、半数近くの方々が
「買わない」という選択をされていたので、ここまで
同じ介護という立場にあっても考え方が割れるのか、と
いう感じでした。


ちょっと例を変えてみましょう。
料理をしているとします。包丁で様々な食材を切っているところです。
もし、この調理中に包丁が自分の意志とは異なる動きを
勝手にしだしたらどうでしょうか?
あるいは「ニンジンを切ろう」と思って、ニンジンに刃を
当てようとしたところ「ニンジンは刃で切るよりも
手で割った方がいいのです」と突然切れなくなってしまったら?


道具が突然そんな状態になるわけない、と思うかもしれませんが、
介護において利用者が主体、すなわち利用者の人生の最終
決定権者である限り、ヘルパーは道具に過ぎないわけです。
すなわちこの例で言えば包丁ですね。


「コミュニケーションを取って、身体に悪いことを理解してもらう」
「他の選択肢を提案して、糖分を控えてもらう」
ということで冒頭の意見収集に回答されている方々も
いらっしゃいましたが、包丁を例に取れば、先ほどと同様で
「包丁ではなく手でちぎれ」と言われているのと同様です。


自分で意思決定して行動しようとしているのにも関わらず、
それが思うようにできない。
介護者側がこれで「自立生活」を支援するという思い込みをしているのは
かなり怖いと個人的には思います。


それこそまさに優生思想の表れであり、「自分の考え方に合致する
生き方を選択している限り、利用者の意思を尊重して
支援をしよう」という考えが底辺にあることになります。


「そうではない。利用者に対しての愛情だ」という
答えも聞こえてきそうですが、ヘルパーはあくまでも
道具に過ぎません。家族でも恋人でも友人でもありません。
あくまでもビジネスライクに接していくことしかしません。
だからこそそこに介護者の想いが入り込むと
利用者に最終的な責任を負わせられなくなります。


自分の人生なのですから、その選択は尊重し、
手を貸す。その代わりに結果としてどれだけのトラブルが
生じたとしてもその全責任は利用者本人の選択の結果になる。
これこそが「自立支援」の基本ではないでしょうか?


勝手に動き出す包丁になってしまうことで、利用者が望まない
被害者を生み出してしまうことさえリスクとしてあります。
だからこそ、プロとして道具に徹することが求められるのでしょうね。


---------------------------------------------------
実務者研修・重度訪問介護従業者養成研修統合課程の資格スクール


#介護福祉士 を目指すなら #ユースタイルカレッジ
https://escollege.org/


#実務者研修  テキスト代コミの都内最大コスパ!
#医療的ケア教員講習会 は業界激震の #全国最安値!
https://escollege.org/page-3547/
#介護福祉士国家試験対策講座 も #全国最安値
#介護福祉士国家試験模擬試験
介護福祉士国家試験に強い!
お仕事したい方も、#転職 したい方もお仕事ご紹介の相談、
#介護 #求人にも強い!
#ユースタイルカレッジ があなたの未来をサポートします!
----------------------------------------------------