これは非常に多く耳にする言葉かもしれません。
「ちょっと考えます」。ところが残念ながら考えて
答えが出せるだけの能力があれば、そもそも問題になっていない
というケースが圧倒的だと言えます。

一番わかりやすい例が「実務者研修の受講」ではないでしょうか？
無資格者の方が受講を検討したとします。
そして資料請求があり、場合によっては希望される
スクールへ問い合わせのご連絡をされるケースもあることでしょう。

7日間の通学と自宅学習のスケジュールはどうなっているか？
であったり、支払い方法がどのようになっているのか？
あるいは修了証の発行日はいつになるのか？はたまた
何かしらの補助金や助成金は活用できるのか？などなど。

しかし冷静に考えてみてください。
スクールに問い合わせなければわからない問題は問い合わせて
解消すればいいかもしれませんが、例えば補助金や助成金。
あるいは取ることでのメリットやデメリットなどは
いくらでも調べられることばかり。

それをスクール側に問い合わせて回答させている訳ですが、
裏を返すと、自ら調べて判断するということをしていないわけです。
そのような依存傾向の強い方々は最終的に冒頭の言葉を言われるでしょう。
「ちょっと考えます」

実務者の受講を希望して資料請求しているのに、受講を検討する？
つまりは、そもそも受講する意思がないということです。
もちろん口先だけはきれいごとを言います。
「利用者様のために」であったり「自分が介護業界を変える」
であったり、あるいは「今の職場があまりにもブラック。
だから私がサ責になって現場を知っているが故の事業所運営を行う」
などなど。

もちろんそれを実現するための手段として実務者研修を
選択されているのでしょうが、それを「ちょっと考えます」
これはすなわちどういうことか？
一言で言ってしまえば「嘘つき」だということです。

口先でどれだけ「利用者様のため」と言っていたところで
その利用者様を全く重要視していないという証でしかありません。
だから先延ばし出来るのです。
恐らくは周囲の状況に踊らされていて、多少でもパフォーマンスとして
スキルアップを目指しているということをしておきたい
という憧れなのでしょう。

しかし、個人の妄言に付き合わされる利用者にとっては迷惑千万な話。
ですので、ユースタイルカレッジでは上記のように
そもそも受講の意思がなく、実務者研修に関して問い合わせされる方には
このように言います。
「止めた方がいいですよ」と。

少なくとも他社の基準や評価を得ようとパフォーマンスで
「実務者の受講を検討している」とやったところで、人は
行動でしか評価しません。
ですので嘘つきだとしか評価されていないわけです。
持って言ってしまえば、そうやって他人からの目線を気にしている限り、
そのヘルパーは他者依存のままですので、そもそも利用者の支援に入れるだけの
自立をまずは本人が目指すべきで、利用者の足かせにしかなりません。

実務者研修という選択肢を切る。このような選択が
悪いわけではありません。
ご自身の将来的なキャリアプランを考えた際に必ずしも
実務者研修が最適とは限りませんので、そうでなければ
「実務者研修を検討している」という無駄なパフォーマンスに
時間を割くより、他のことに時間を割く方が遥かに利用者様のためでしょう。
まずはご自身が何をしたいかくらいは明確にしておきましょう。

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