初任者研修の学習時間・・・130時間
実務者研修の学習時間・・・450時間
1日8時間を学習時間に充てられたとしても初任者研修で
16.25日。実務者研修に至っては56.25日。
特に初任者研修は実際に通学して受講する必要があるので
15日間程度は通学に時間が取られます。
普段お仕事に取り組まれている方からしてみれば15日間も
休職するというのはかなりのハードルでしょう。

そういった点では実務者研修は通学の日数に関しては
7日間とかなり取得しやすい資格だと言えます。
しかしながら450時間が56.25日間に相当するとして
そのうちの7日間が通学だとしても残りは49.25日もあります。
ということはどういうことか？
仮に自宅学習と7日間の通学が終わったとしても修了証の
即時発行が出来ないということです。

介護業界は常時人手不足と言われております。
特に2025年問題として社会問題にもなっている超高齢者層が
急増する状況にも関わらず、その方々を支援出来るだけの
ヘルパーが全く足りておりません。
社会問題として考えると一人一人の痛みまで感じられなくなりますが、
言い方を変えればそれだけ多くの方々が自分らしく、人間らしく
生きていくことが出来ない時代がわずか数年先に迫っているということです。

日本国憲法の基本原則でもある基本的人権の尊重には
人が生まれながらにして持つ権利を尊重することと規定されており、
憲法第11条では、基本的人権を、「侵すことのできない永久の権利」
として国民に与えられると宣言しています。
更には 第25条では、生存権を保障し、「すべて国民は、健康で
文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と記しています。
それが後数年で失われるリスクがあるということなのです。

そんな社会問題に実際に痛みを感じて行動を起こし、
介護業界に足を踏み入れてくださる方々もまたいらっしゃいます。
またご自身の身近な方が介護を必要とするようになり、
それをきっかけに介護に取り組まれるようになる方々もいらっしゃいます。
介護未経験の方が無資格の状態で仮に実務者研修を
受講したとすると最短でも半年後にしか修了証が発行されません。

資格が必要な現場には入れないということです。
資格取得までに時間がかかるということはそれを提供する
スクール側にとってもそれなりの人件費や固定費が発生します。
ということはそれを回収するために受講料が大きくなります。
半年間という時間とかなりの金額をかけて、
実際に仕事として実務者研修の資格を活用できるのは
半年後・・・。介護業界に足を踏み入れてみようという方にとっては
かなりのハードルです。

そんな状況を多少なりとも改善することが出来る研修が
重度訪問介護従業者養成研修統合課程というものです。
もともとこの重度訪問介護従業者養成研修統合課程に関しては
業界でも最大手として知名度のあるユースタイルカレッジであり、
この重度訪問介護従業者養成研修統合課程と言えば
ユースタイルカレッジとも言われますが、なぜこの
研修を提供するようになったかと言えば
「すべての必要な人に必要なケアを届ける」という目標を
達成するには介護業界自体に足を踏み入れるハードルを下げることが
必要であったためです。

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