何かを販売して利益を得る。これがビジネスの基本でしょう。
そしてその販売する何かは誰かの問題を解決する手段であること。
そしてビジネスとして成立させていく上で重要なのが
バランスです。

例えば誰かが抱える問題が「ハンバーグが食べたいのに食べられず
お腹が空いている」ということだとしましょう。
問題の解決策としてはいくつか考えられるはずです。
恐らく一番の理想はハンバーグを食べてお腹を満たす、という
ことなのでしょうが、問題の中で
・ハンバーグを食べること
・お腹を満たすこと
のどちらがより重要かで解決手段も変わってくることになります。

例えばハンバーグを食べることが重要だとすると半端な味だと
満足できないとなり、ボリュームよりも味重視ということが
解決手段ということになります。
ですので冷凍食品をレンジでチンするだけのようなものが出ると
問題は解決しているかもしれませんが満足度が低いことになります。

反面、お腹を満たすことを重視している場合はレンチンでも
場合によってはいいのかもしれません。
このように相手の問題が仮に明確に分かったとしても
その問題の特にどの部分に相手が価値基準を置いているかでも
解決手段の選択が変わることになります。

話を戻します。相手が大満足がいくような解決手段を用意することが
出来たとして、例えば先ほどのハンバーグの価格設定はいくらでしょう？
当然原材料費がかかります。仮に原材料費が1000円だとして
それを300円で販売したとしたら、それはビジネスでしょうか？
恐らく売れるかもしれませんが、継続は出来ないはずです。
販売すればするほど、壱階につき700円の赤字では継続しないですよね。

ということはビジネスとして成立させるには原価だけでなく
きちんと利益を載せる必要があるということになります。
いわゆる大手スクールさんが実務者研修の価格設定が高いのは
これらの価格設定の構成要素が多いからに他なりません。
まず挙げられるのは家賃です。

複数の教室を抱えていればそれだけ固定費として家賃が発生します。
そして運営スタッフの人数もそれなりの数になってくるでしょうから
人件費もかかるでしょう。
そしてそれらをペイするにはきちんと受講生を集めなければ
なりませんが、今はインターネットの時代。
誰もがサクサクっと手軽に情報を入手できるわけですから
選ばれようとするなら広告宣伝費に莫大は費用をかける必要があります。

例えばコカ・コーラ。中身自体は1円程度。製品のトータルの価格も
わずか5円程度と言われております。
それが実際には150円近い価格で販売されている一番の理由がこの
広告宣伝費だったりするわけです。
ですので「よく目にする」ということはそれだけ広告宣伝費に
お金をかけているということです。当然ですよね。

それらに加えて利益を載せなければ事業としては継続出来ません。
だから価格に大きな差が生じるのです。
ここからは実務者研修を受講するにあたって何を重視するかという
個人の価値基準次第。
多くの受講生に認知されているスクールを選択したいという価値基準の方であれば
ネットで検索してトップに出てくるようなスクールを選択するといいでしょう。

ただし、価格を重視したいのであればそれだと上記背景からミスマッチです。
ユースタイルカレッジが相場の半額程度で実務者研修を開講しているのは
上記コストがほぼ発生していないからだと言えます。
教室数はほぼありません。またスクール単独では借りておりませんので
固定費も本業部門と区分出来ているのです。
スタッフも専属というメンバーは数える程度。
何より広告宣伝費はゼロです。
だから価格に差が出るのは当然なのです。

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