ユースタイルカレッジ

ユースタイルカレッジのイメージキャラクター「レッ太」くんが これからユースタイルカレッジの今をお伝えします。

ビジネスとは?

介護の研修を実施していると、受講される方々がいわゆる
「人のいい」人たちが非常に多いということに気付かされます。
敢えて過激に表現をしてみると一種の自己犠牲さえ好む
自身の価値を低くとらえてさえいる方々とも言えるかもしれません。
それを思うきっかけがロールプレイです。
例えば重度障害をお持ちの利用者が実際に生活していて
これまで言われたことがある言葉をシチュエーションとともに
再現するという際に、ロールプレイとしてそのシチュエーションで
セリフまで決められてその利用者が言われた通りのことを
伝える役割を演じるというだけ。


しかし実際にはその役柄の性格に一貫性がないくらいに
突然いい人になってしまってロールプレイが成立しないことも
しばしば。それだけ一貫性を持たせるということ、
とどのつまりは自分の信念を貫いていくことがブレブレだとも
言えるわけです。
もちろん前提としてロールプレイなので、本来のその人の
人格ではないというのは当然なので、信念も何も
あるわけないという主張もあるでしょう。


むしろ主張はそんなベクトルではありません。
結局人が良いということはメリットもある反面デメリットもある
ということです。
例えば、介護に関して完全に無報酬のボランティアで
取り組むべきだという方がいます。


これは良い悪いではなく、一定数そのような考え方を
持っている方々がいるという単なる事実です。
それこそ新型コロナがものすごく恐ろしい感染症だと
信じている方もいれば、新型コロナ自体が人口削減のために
殺人ワクチンを接種させるための計画だと信じる方もいます。
そしてそれぞれが自分の信じることに基づいて情報を収集し、
自己確信を深めることでしょう。


ですので、無償で行うことが良い悪いではないのです。
無償で行うべきと考える方は、その想いに基づいて情報を収集し
確信をもって行動するというだけのこと。
逆に報酬を得て自分に余裕を持たなければ、利用者ともども
自分自身が倒れてしまうので、まずはしっかり自分を
満たすことが重要だと考える方もいます。


表現は良くありませんが見方を変えると利用者を飯のタネにしている
と言えなくもありません。
これを悪いことと捉える方もいます。
しかし本当にそうでしょうか?
利用者を飯のタネにすることの何が問題なのでしょう?


なぜこんなことが言えるのかと言えば、ビジネスは必ず誰かの
問題を解決することだからです。問題解決の対価として
報酬であるお金をいただくわけですから、利用者が抱える
問題を解決してお金を得るというのは通常のビジネスです。
そして世の大半の方々がビジネスで飯を喰っています。
ということは介護は利用者を飯のタネにしていて当然ということです。


もし、問題があるとしたらヘルパーはそこまでしてお金を
何のために稼いでいるのか?ということではないでしょうか。
「生きるため」というのであれば「何のために生きるのでしょう」
そこを追求していくと恐らく最終的には「自分らしく生きる」
つまりは自立して生きていくということにつながるような気がします。


介護福祉士や実務者研修、これらはあくまでも手段です。
収入を上げるためのきっかけに過ぎません。
これらを活用するのは最終的に自分らしく生きていくのに
必要なお金を稼いで幸せになるためです。
自分一人で自己犠牲を払って不幸の連鎖を生み出すくらいなら
まずは自分が幸せを感じて、その幸せをおすそ分けするくらいの
覚悟を持つのもありではないでしょうか?
まだ介護福祉士へのチャレンジはぎりぎり間に合います。
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