8月10日よりたった1か月間ですが、介護福祉士の受験申し込みが
受け付けられます。この間に申し込みされた方のみが年明けの
試験を受験できるわけです。
ところが実務経験が3年以上ある方の中には介護福祉士の試験に
チャレンジすること自体を先延ばしにしようとする方もいらっしゃいます。

ちょっと考えてみましょう。
厚生労働省の発表によると介護福祉士の平均月収は32万9250円。
それに対して無資格者であれば27万5920円。初任者研修でも
30万1210円です。
無資格者との差額はざっくり5万円。年収で言えば60万円の差です。

60万円あれば何を買えるでしょうか？
もし、家族がいる方であればお子さんやパートナーの
喜ぶようなプレゼントを買うことが出来るかもしれません。
投資に回せば、さらにその資産を増やしていくことが出来るかも
しれません。
全く同じ時間を働いているのに、資格があるかどうかだけで
60万円も違うとはこういうことです。

ところが、介護福祉士の受験自体を先送りにしようという方も
中にはいらっしゃいます。本当にもったいないことです。
いくつか理由はあるのでしょうが、一番多いのが
「まだ十分に勉強出来ていないから」

例えば受験を想像してみましょう。
「まだ十分に勉強出来ていないから」と卒業の日程が決まっているのに
受験をしないという選択をされるでしょうか？
確かに勉強が足りていなければ受験戦争には敗れるかもしれません。
しかし受験しなければ、そもそも合格することがありません。
当たり前の話です。

介護福祉士の試験は受験のような枠がある試験ではありません。
一定水準の点数を取ればだれでも合格出来るのです。
もし、チャレンジすれば合格の可能性は誰にでもあるのです。
ところが受験しなければそもそも可能性さえありません。
しかも年に1度しか受験のチャンスはありません。

ということは受験しないという選択は、すなわち60万円を
捨てる選択だと言えるわけです。
延期の意味を改めて考えてみましょう。
60万円を稼ぐのにどれだけの時間を働いていますか？
先ほどの月収を見ても単純に2ヶ月間働いているのと
同じこと。

2ヶ月間タダ働き出来ますか？
それだけの余裕がありますか？
中には「実務者研修を取るには7日間の通学の調整が・・・」
ということで実務者研修を先延ばしにして介護福祉士の
チャレンジに言い訳をしようという方もいます。

スタートしたら絶対に修了するように通学の日程は調整出来ます。
自分が「やらない」と言い訳しているだけなのです。
しかしその言い訳の結果が2ヶ月のタダ働きに相当する損失なのです。
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