女優の綾瀬はるかさんが新型コロナウイルスに感染し、
肺炎症状を発症。緊急入院したことに関して
一部から「上級国民の特権」との批判が出ているようですね。
実際にyahooニュースなどのコメント欄を見ると
「自分はファンだったけど入院したくても出来ない人が
多い中で、特別待遇には疑問」という趣旨のコメントも
目立ちました。

正直どうでもいいくらいのくだらない茶番劇ですが
ここから介護の在り方に関して考察してみたいと思います。
まずは原因を分けて考察してみましょう。
「綾瀬はるかさんが肺炎の症状で入院」したこと
「PCR検査で4回目に陽性になった」ことで緊急入院したこと
「現在自宅待機させられている患者が多い」ということ

まずは1つ目です。
夏風邪が原因で肺炎の症状を起こすことは誰にでもあることです。
普段の生活をしっかりとコントロール出来ていないと
なかなか大変ですよね。つまりここを批判する人は
「風邪をひく人間は悪」という前提に立っているということです。
確かに自己責任ですからそうなのでしょう。
当然その方々は風邪などひくことはないのでしょうね。

次にPCR検査4回目で陽性になったことで「新型コロナウイルス感染」
と認定されたこと。
まずここに突っ込みが入るべきではないでしょうか？
実際にCDCではPCR検査では新型コロナウイルスではない
ものを拾って陽性にしてしまう、として使用を禁止に
持っていこうとしているのに、相変わらず誤作動を
する検査でしか基準を構えていない。
どれだけの期間があったのでしょうか？これこそ怠慢だと非難されても
おかしくないような気もします。

更には「自宅待機」問題。
日本の病床数は世界一です。なぜ1年以上前から流行している
とされる風邪に対策を取ってこなかったのでしょうか？
さて、なぜここまで批判の対象がボケているのでしょうか？

それはボケているのか？ボカサれているのか？
いずれにせよ、きちんと問題の原因を追究しなければ
改善は出来ません。
ましてやそこにファン心理などの一方的な想いを
持ち込むと混乱しかないでしょう。

感情的なものを否定するつもりはありませんが、目的は何か？
ということでしょう。
目的が誰かを血祭りにあげるために取り上げる、
という行為であれば、今回の批判は目的を達成していると言えます。
しかし「現在自宅待機の方を病床に」ということであれば
そもそもの思考方法が違っているはずです。

介護の現場でのヘルパー個人の想いや感情は当然発生することでしょう。
「自分だったらそうはしない」とか「こんなやり方は
間違っている」という行為です。
しかしだからと言って利用者に対してそれを強制しようとしたり
利用者の生活を批判したりするでしょうか？
それこそ過干渉でしょう。

なぜなら目的な「自分の基準が正しいことを利用者に
証明すること」ではなく「利用者の自立支援」だからです。
2025問題とも言われるくらい、介護業界では圧倒的
人材不足です。しかし今回の茶番劇に見える問題の原因を
正確に求められないような思考停止の方には
介護に関わっていただきたくないというのが
個人的な感想です。
少なくとも現時点で介護に関わっている人には
目的を見失ってほしくはないですね。

もちろん介護を「ビジネスとして取り組むこと」と
「利用者の自立支援」は両立します。
しばしば「本気で利用者のことを思うなら
金銭なんて関係ない」という方もいますが、
もし本当に収入が全くなくなったら介護者の生活は
どうなるのでしょうか？
極度に追い詰められると「介護では食べていけない」
と突然辞めてしまうということもあるでしょう。
利用者にとってはそのことの方が問題です。

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自分自身もしっかりと稼ぐことで利用者の自立支援にも
本気で取り組める。そのためにも介護者自身が
付加価値を高めていく必要があります。
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